SSDのデータ復旧サービス
- 認識しないSSDに対し、2つのアプローチで復旧します。
- SSDの障害は突然に発生し、認識しなくなる症状がほとんどです。ハードディスクのように音が大きくなった、動きが遅くなったと体感できる症状が少なく、突然認識しなくなり、その後は一切アクセスできません。このような場合の多くは、コントローラーチップがアクセスできないように動いている場合が多いため、コントローラーを制御する、またはデータが保存されたチップを取り外して直接読み込むことで、データを復旧します。
コントローラ制御
- 早くて確実な復旧
- 元々のコントローラーの機能を制御して、ロックされているメモリー上のデータにアクセスします。直接データを読込めるので、復旧できた場合の整合率が高い復旧方法です。
チップ直接読込
- 時間と工数がかかる復旧
- コントローラーを通して保存されたデータは、メモリにチップにバラバラに保存されるため、メモリチップから直接取り出したデータをさらにコントローラーのアルゴリズムでmixして復旧します。
SSDのよくある障害事例
SSDはハードディスクと異なり、動作中の移動や衝撃によって故障する可能性が低い記録メディアですが、逆に言えば電気的な障害に弱いケースがあります。インターフェースの接続による、復旧設備のローレベルの認識ができない(コントローラにアクセスできない)場合、メモリチップを取り外す作業を行いますが、チップにモールド(コーティングみたいなもの)がかけられている場合、多くが対応不可のケースです。
1容量の誤認識
- SSDのスペックが、
0MBや8MBと表示される - C-MOS SETUP、BIOSなどの画面で、SSDのモデル名は表示されるものの、容量が正常に表示されずに、8MBと実際とは異なる容量が表示されるケースがあります。この様な場合は、メモリーチップを正常に読み込みできないことや、複数ある中の1つ以上のチップが故障したことにより、全体の容量を認識できないケース、またはファームウェアの損傷によって発生します。
2認識不可
- SSDがコンピュータに表示されない、
BIOSで認識しない - SSD自体を認識できない場合は、C-MOS SETUPおよびBIOSの画面にSSDが表示されず、起動デバイスの場合は、OSが起動しません。原因はSSD内部の基板やコントローラーに障害が発生してアクセス自体が拒否されている、書き込み回数等の制限でアクセス不可になっているなど、様々です。
SSDの復旧方法
認識できないSSDは、メモリーチップへのアクセスができないことが多いため、データ復旧の専用設備からコントローラーチップにアクセスし、ファームウェア等の情報を修正し、制御することでデータにアクセスします。この方法でもアクセスできない場合、コントローラーのアルゴリズムを所持していれば、メモリーチップを取り外し、直接読み込んだ後にデータを結合させることで復旧することができます。
- 1. コントローラの制御
- 専用のデータ復旧設備でコントローラに入り込み、情報を確認します。損傷したり、異常な値のパラメータを修正、FWの書き換えなどを行い、データにアクセスできるように復旧します。
- 2. メモリチップの分離
- コントローラ制御が不可能な場合、メモリーチップをSSDから取り外し、専用の機械で読み込みます。この時、チップ毎のダンプイメージをファイルとして保存します。
- 3. データの結合
- 2で取得した各チップのダンプイメージを、コントローラのモデル名から所持しているアルゴリズムにかけて、データの結合作業を行います。うまく組み立てることができれば、データが復旧できます。
SSDの復旧費用
SATA接続やスロットタイプのSSDに対する復旧費用です。
UltraBook等に搭載されているPCI ExpressタイプやRAID構成はご相談ください。
- 2.5 / 1.8
- SATA
mSATA - M.2
Slot - PCI
Express
障害レベル | 障害内容 | 復旧費用 | 作業日数 |
---|---|---|---|
LV1 分離なし | アクセス不可など コントローラ制御による復旧 |
99,000円~ | 4時間~ |
LV2 分離あり | メモリーチップを 分離して行う復旧 |
220,000円~ | 2日~ |
※ 水没、チップ分離済み作業済みSSD等は、別途お見積もりとなります。
※ 暗号化されている場合は、別途お見積りとなります。
SSDの復旧事例
いろいろなSSDの復旧事例を紹介しています。SSDのメーカーやモデル名、容量などで絞り込むこともできますので、同様の障害がないかご確認ください。
SSDの障害対応モデル例
SAMSUNG、Intel、SanDiskなど、障害SSDの対応モデルの一例をあげています。ここにないSSDのメーカーやモデルに対しても対応可能ですので、SSDに障害が発生した場合は、お気軽にご相談ください。
SAMSUNG
- MZ-N5E120B/IT
- MZ-N5E250B/IT
- MZ-N5E500B/IT
- MZ-M5E120B/IT
- MZ-M5E1T0B/IT
- MZ-M5E250B/IT
- MZ-M5E500B/IT
- MZ-75E120B/IT
- MZ-75E1T0B/IT
Intel
- SSDSC2BW120H6R5
- SSDSC2BW180H6R5
- SSDSC2BW240H6R5
- SSDSC2BW360H601
- SSDSC2BW480H601
- SSDMCEAW120A401
- SSDSC2BW120A4K5
- SSDSC2BP240G410
- SSDSC2BP240G4R5
- SSDSC2BP240G4R5
SanDisk
- SDMSATA-256G-J57
- SDMSATA-512G-J57
- SDSSDHII-120G-G25
- SDSSDHII-240G-G25
- SDSSDHII-120G-J25
- SDSSDHII-120G-J25C
- SDSSDHII-240G-J25
- SDSSDHII-240G-J25C
- SDSSDXPS-240G-G25
- SDSSDXPS-480G-G25
- SDSSDXPS-240G-J25
- SDSSDXPS-480G-J25
TOSHIBA
- THNSNJ120PCSZ
- THNSNJ200PCSZ
- THNSNJ240PCSZ
- THNSxJ128G8NU
- THNSxJ128GBSU
- THNSxJ128GCSU
- THNSxJ128GMCU
- THNSxJ128GVNU
- THNSxJ256G8NU
- THNSxJ256GBSU
- THNSxJ256GCSU
- THNSxJ256GMCU
- THNSxJ256GVNU
- THNSxJ512GBSU
- THNSxJ512GCSU
- THNSxJ512GDNU
- THNSxJ512GMCU
ADATA
- ASP310S3-256GM-C
- ASP600S3-128GM-C-R2
- ASP600S3-256GM-C-R2
- ASP600S3-32GM-C-R2
- ASP600S3-64GM-C-R2
- ASP610SS3-128GM-C-R2
- ASP610SS3-1TM-C-R2
- ASP610SS3-256GM-C-R2
- ASP610SS3-512GM-C-R2
- ASP900S3-512GM-C
- ASP900NS34-128GM-C
- ASP900NS34-256GM-C
Transcend
- TS128GSSD370S
- TS1TSSD370S
- TS256GSSD370S
- TS32GSSD370S
- TS512GSSD370S
- TS64GSSD370S
- TS240GJDM725
- TS480GJDM725
- TS960GJDM725
- TS240GJDM725
- TS480GJDM725
- TS960GJDM725
WesternDigital
- SHSS37A/120G
- SHSS37A/240G
- SHSS37A/480G
- SHSS37A/960G
- SHPM2280P2/240G
- SHPM2280P2/480G
- SHPM2280P2H/240G
- SHPM2280P2H/480G
- SHFS37A/120G
- SHFS37A/240G
CRUCIAL
- CT128MX100SSD1
- CT256MX100SSD1
- CT512MX100SSD1
- CT128M550SSD3
- CT256M550SSD3
- CT512M550SSD3
- CT128M550SSD1
- CT256M550SSD1
- CT512M550SSD1
- CT240M500SSD1.PK01
- CT240M500SSD4.PK01
- Crucial m4 CT128M4SSD1
- Crucial m4 CT256M4SSD1