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NASがネットワークに表示されない?5つの原因と試すべき9つの方法

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NASがネットワークに表示されない?5つの原因と試すべき9つの方法

NASがネットワーク上に表示されない時、「故障したのではないか?」と不安になりますよね。
データをたくさん保存しているNAS。
パソコンが繋がらないと仕事も進まず困ります。

ご安心ください。
ネットワークにNASが表示されない理由・原因は大きく分けて5つあり、故障とは断定できません。

  • ネットワーク接続エラー
  • ネットワーク設定不良
  • アクセス制限がかかっている
  • NAS本体の故障
  • HDDやSSDの故障

NASについて知り尽くしたデータ復旧のプロLIVEDATAが、NASがネットワークに表示されないのは何故かを解説します。
どう解決したらよいか分からない人のために、試すべき9つの方法も説明。
ネットワークにNASが表示されるよう、落ち着いて作業しましょう。

どのパソコンからもNASに接続できず、急いで故障を解決したいのであればLIVEDATAに今すぐご相談ください。

アクセスできないNASの相談・見積もり!

NASがネットワークに表示されない5つの原因

NASがパソコン上でネットワークに表示されない原因は、次の5つです。

  • ネットワーク接続エラー
  • ネットワーク設定不良
  • アクセス制限がかかっている
  • NAS本体の故障
  • HDDやSSDの故障

これらの原因を知り、なぜあなたのパソコンがNASにアクセスできないかを解明しましょう。

原因①:ネットワーク接続エラー

NASとパソコンはネットワークを通して繋がっています。
どちらか一方でもネットワークに接続できていなければ、お互いを認識できません

  • LANケーブル
  • アクセスポイント
  • スイッチングハブ

NASとパソコンは上記のように、様々な機器で接続されています。
このケーブルや機器、機器の電源ケーブルが不具合を起こすことは珍しくありません。
機器の不具合や故障が起きた結果、ネットワークの接続エラーとして、NASが表示されないのです。

原因②:ネットワーク設定不良

ネットワーク設定不良では、NASがネットワークに表示されません。
パソコンがネットワーク上でNASと繋がるには、正しいネットワーク設定が必要だからです。

  • プライベートネットワークとパブリックネットワークの切り替え
  • ネットワークプロトコルのバージョン
  • ネットワーク探索のON/OFF

これらの設定が間違っているとき、パソコンはネットワークに接続する準備ができていないと言えます。
パソコンのネットワーク設定不良で、NASが表示されないのです。
WindowsのOSアップデートで設定が書きかえられることもあるので、アップデート後は要注意です。

原因③:アクセス制限がかかっている

NASがパソコンに対してアクセスを制限している時、パソコンはNASに接続不可となります。
アクセス権限を持たないパソコンは、NASの中のデータを見られないからです。

  • 顧客情報
  • 見積もりデータ
  • 経営情報

会社ではこのような、機密情報を取り扱っています。
保存先がNASであった場合、外部の人間に見られないよう制限をかけるのは当然のことです。
新しいパソコンをNASに繋ぎたいときは、アクセスを許可してください。

原因④:NAS本体の故障

NAS本体の故障も、原因の1つです。
HDDやSSDなどのストレージ部分には異常がなくても、下記部分が故障することがあります。

  • 電源ケーブルやユニット
  • マザーボード
  • コントローラー
  • 冷却ファン
  • ファームウェア障害

この場合、ネットワーク上すべてのパソコンからのアクセスに不具合が起きます。
NAS本体が故障している状態で、設定ができていてもいなくても、どのパソコンからもアクセス不可になるからです。

原因⑤:HDDやSSDの故障

NASのデータを保存するHDDやSSDの故障も原因の1つです。
ストレージであるHDDやSSDの故障は大きく分けて2種類あります。

物理障害:衝撃や水没、寿命が原因
論理障害:誤操作やファイルシステムの破損が原因

物理障害の場合は自力での復旧はできない上、通電し続けると故障が悪化する可能性もあります。
障害の種類を素人が判断するのは難しいですが、下記の場合は使用をすぐに中止すべきです。

  • カチカチのような異音がする
  • 焦げ臭いような異臭がする
  • 水没させてしまった

これらの場合は、物理障害が起きている可能性が極めて高いです。
データ復旧しなければデータは取り出せませんので、LIVEDATAのようなデータ復旧業者へご相談ください。

NASからデータを取り出したいなら!

NASがネットワークに表示されないとき試してほしい9つの方法

NASがネットワークに表示されないとき、下記の9つの方法を試してみてください。
状況が改善する可能性があります。

  • LANケーブルやスイッチングハブに異常がないか確認
  • パソコン・NASの再起動
  • プライベートネットワーク設定
  • SMB1.0を有効化する
  • ネットワーク探索を有効化
  • 資格情報を確認する
  • NAS側のアクセス制限を確認
  • パソコンの接続台数を確認
  • NASのIPアドレスを固定化

方法①:LANケーブルやスイッチングハブに異常がないか確認

ネットワーク接続が疑わしい場合は、LANケーブルやスイッチングハブを確認しましょう。
ケーブルやハブに異常がある場合、パソコンとNASはネットワーク上で繋がれません。

  • スイッチングハブ・アクセスポイントの再起動
  • LANケーブルに断線がないか目視確認
  • LANケーブル端子のライトが光っているか確認
  • LANケーブルを奥まで挿し直し
  • 予備のLANケーブルと交換

ネットワーク接続に異常があった場合は、上記行動で改善でき、NASがネットワークに表示されます。

方法②:パソコン・NASの再起動

パソコンやNASの一時的なエラーにより、NASがネットワークに表示されないことがあります。
一時的なエラーや不具合があるときは、再起動でエラーが解消されます。

このとき気を付けてほしいのが、何度も再起動を繰り返さない、ということです。
一時的なエラーは再起動で解消されますが、故障であった場合はNASに負荷がかかります。
故障状況が悪化しますので、再起動は繰り返さないでください。

方法③:プライベートネットワークに設定

パソコンのネットワーク設定が、「プライベートネットワーク」になっているか確認しましょう。
パブリックネットワークの場合は、他のパソコンからのアクセスを拒否するので、NASが表示されません。

プライベートネットワークは下記に従って設定します。

①Windowsキー>設定

設定

②ネットワークとインターネット>プロパティ

プロパティ

③プライベートネットワークを選択

プライベートネットワーク

最後にパソコンを再起動して、NASが表示されるか確認しましょう。

方法④:SMB1.0を有効化

プロトコルのバージョンである、SMB1.0を有効化するとNASがネットワークに表示されることがあります。
ただしSMB1.0は古い方式であり、脆弱性があります。
他のパソコンでSMB1.0が無効化されていてもNASが表示されるのであれば、SMB1.0の有効化は無関係です。
むやみに有効化するのは、おすすめしません。

SMB1.0を有効化する方法は次の通りです。

①Windowsキー>設定>システム>オプション機能

オプション機能

②Windowsのその他の機能

Windowsのその他の機能

③SMB1.0/CIFSファイル共有のサポート

SMB1.0/CIFSファイル共有のサポート

OKを押したらパソコンを再起動しましょう。
NASがネットワークに表示されることを確認してください。

方法⑤:ネットワーク探索を有効化

ネットワーク探索が無効になっていませんか。
無効になっていると、NASにアクセスできないし共有フォルダが表示されません

ネットワーク探索を有効にする方法は次の通りです。

①Windowsキー>設定>ネットワークとインターネット>ネットワークの詳細設定

ネットワークの詳細設定

②共有の詳細設定

共有の詳細設定

③ネットワーク探索をONにする

ネットワーク探索

パソコンを再起動後、ネットワークにNASが表示されることを確認してください。

方法⑥:資格情報を確認

パソコンがネットワークに接続できる資格を持っているか確認しましょう。
この資格情報はアップデートで情報が削除されることもあるので、要注意です。

Windowsキーを押して検索欄に「資格情報マネージャー」と入力すると確認できます。
ネットワークのIPやパスワードが入っていなければ入力してください。

方法⑦:NAS側のアクセス制限を確認

NASの設定でアクセス制限ができます。
該当のパソコンは制限がかかったままではないか確認してください。
パソコンを新しいものに替えたときや、IPアドレスを変更したときは、しっかり確認してください。

方法⑧:パソコンの接続台数を確認

パソコンの接続台数に上限を設けているNASもあります。
接続台数を確認してください。
また、NASに接続しているパソコンの数も確認しましょう。
同時に何台も接続してデータの読み書きを行うと、NASには負荷がかかるのでご注意ください。

方法⑨:NASのIPアドレスを固定化

NASのIPアドレスを固定化させるのも、1つの手段です。
IPアドレスは固定化させていないと、自動的に変更されてしまいます
変更されてもネットワーク上で繋がるのですが、たまにパソコンとの接続がうまくいかなくなるのです。

IPアドレスを固定化することで下記のメリットも得られます。

  • パソコンとNASの接続が安定する
  • 接続トラブルが減る
  • パソコンからの接続時にIPアドレスを指定できる

NASのIPアドレスを固定化していないのであれば、固定化して接続を安定させてもいいでしょう。

NASがネットワークに表示されず故障が疑われるとき

NASがネットワークに表示されず、対処法を試してもダメな時は故障が疑われます。
故障したNASは、メーカー修理かデータ復旧のどちらかを試してください。

①:メーカー修理

NASのデータが失われてもいいのであれば、メーカー修理を依頼しましょう。
修理ではフォーマットするので、データが消えてしまうからです。

もしもNASのデータを取り出したいが取り出せない状況であれば、次に紹介するデータ復旧を検討してください。

②:データ復旧

NASのデータが取り出せないが必要であった場合、データ復旧を行いましょう。
LIVEDATAのようなデータ復旧業者へ依頼すると、NASのデータを取り出せる可能性があります。

LIVEDATAにデータ復旧を依頼するメリットは次の3つです。

  • メーカーより早い復旧
  • メーカーより安い復旧
  • NASを設定してデータをコピーしたものを納品

NASが使えない間、仕事が止まってしまっては大変です。
早い対応を行えて、コピー後に納品が可能なLIVEDATAであれば、遅れた仕事をすぐに取り戻せます。

状況をご相談ください!

まとめ:NASがネットワークに表示されないときは設定を要確認

NASがネットワークに表示されない原因は、故障だけではありません。
ネットワーク設定や接続の問題であることも、よくあります。
まずは落ち着いて、NASとパソコンの設定を確認してください。

それでもNASが表示されない場合は故障が疑われます。
「いくらかかるの?」「どうしたらいいの?」と不安になるでしょう。
安心していただけるようLIVEDATAがご相談に乗りますので、お気軽にお問い合わせください。

NASが故障して不安ならまず相談!

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