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データ復旧の仕組みって?HDDの構造から分かる復旧プロセスと自力作業のリスク

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データ復旧の仕組みって?HDDの構造から分かる復旧プロセスと自力作業のリスク

データ復旧が必要になったとき、「原因はなんだろう?」「復旧方法は正しいか?」と悩む人は多いです。
データ復旧が初めての人がほとんどですし、仕組みも分からず不安な気持ちになるのは当然です。

本記事では、データ復旧の仕組みについて解説します。
HDDの場合プラッタと呼ばれる記録面にデータが残っていれば、復旧が高確率で可能です。

失われたデータを復旧する仕組みを知ることで、あなたが取るべき行動が分かります。
あなたのデータが復旧できるよう、データ復旧のプロLIVEDATAがサポートします。

電話での相談も無料で承ります!

HDDのデータ読み書き構造・仕組み

HDDのデータ読み書き・仕組みを知るには、HDDの構造を知らなければなりません。
HDDの構造は下図のようになっています。

HDDの仕組み

プラッタと呼ばれるCDのような形のパーツに、データは保存されています。
さらにプラッタには2種類の領域があります。

  • データを保存する記憶領域
  • データを保存した場所の情報を保存する管理領域

またプラッタに対してデータを読み書きするのが、ヘッドの役割です。

データを保存する

プラッタにデータを保存する流れは下記の通りです。

1.保存するデータが小さなサイズに分割される
2.分割されたデータがプラッタの記憶領域に書き込まれる
3.書き込まれると同時に書き込んだ場所の情報が管理領域に作成される

データが増えてくると、分割されたデータはプラッタのあちらこちらに書き込まれます。
並び合った位置でなく、バラバラの場所に保存されるのです。
管理領域にデータ位置の記録がありますので、その情報を元にデータを読み込むことができるのです。

データを削除する

プラッタからデータを削除する流れは下記の通りです。

1.管理領域に「データ削除」の情報が作成される
2.記憶領域のデータに対しては何も行わない

データを削除しただけでは、記憶領域にあるデータを削除できません
新しいデータが上書きされたときに、削除されるのです。

HDDのデータを復旧する仕組み

HDDのデータを復旧するには、プラッタ上のデータを読み込む必要があります。
よって、下記の条件でデータ復旧ができると言えるのです。

  • プラッタ上に残っていればデータ復旧○
  • 管理領域の情報を修復すればデータ復旧○
  • 上書きされるとデータ復旧△

①:プラッタ上に残っていればデータ復旧○

プラッタ上にデータがあればデータの復旧は可能です。
プラッタ上に保存されたデータを読み込めば、データが復旧します。

HDDの故障ではなく、「誤って削除してしまった」という状況であれば下記方法をお試しください。
参考:パソコンのデータ復旧6選!初心者でも自分でできる方法と注意点3点

②:管理領域の情報を修復すればデータ復旧○

HDDの調子が悪くても、管理領域の情報を修復すればデータ復旧できる可能性があります。
管理領域には、データの保存先情報が記録されています。
この情報と記憶領域のデータがあれば、データ復旧は可能だからです。

HDDの調子が悪いときはこちらの記事、「HDDの調子が悪いときの症状別対処法」を試してください。

③:上書きされるとデータ復旧△

プラッタ上のデータに上書きしてしまうと、データ復旧できない可能性があります。
Windowsのファイル履歴から復元する方法や、MacのTime Machineを使う方法もあります。
しかし上書きしてしまうと「必ずデータ復旧できます」とは言えないのです。

プラッタ上のデータは削除でなく上書きすることでデータが消えます。
「誤って削除した」「なんかHDDの調子がおかしい」などと言って、データ復元ソフトを、消えたデータが入っているHDDにインストールしないように気を付けましょう。

データ復旧の仕組みを理解しても自力での作業はリスク有の理由

データ復旧の仕組みを理解しても、自力での作業にはリスクがあります。
その理由は下記2点です。

  • 通電・再起動を続けることでディスクに負荷がかかるから
  • データ復旧ソフトで上書きする恐れがあるから

理由①:通電・再起動を続けることでディスクに負荷がかかるから

自力での作業を行うために、通電し続けたり再起動を繰り返したりする行為はリスクがあります。
通電や再起動で、プラッタ上のデータをヘッドが読み取ろうとします。
このときHDDのパーツが壊れていると動きがおかしくなり、プラッタに傷が付く可能性が高いです。

傷が付いたプラッタのデータ復旧は簡単ではありません。
データ復旧業者に依頼すると費用が高額になります。

軽度の物理障害の費用で良かったはずなのに、自力で復旧を試みた結果、重度の物理障害になってしまいます。
HDDのパーツ故障など物理障害は自力での復旧はできませんので、データ復旧業者にご相談ください。

重度の物理障害になる前に相談を!

理由②:データ復旧ソフトで上書きする恐れがあるから

自力での復旧作業でデータ復旧ソフトを使うと、復旧したかったデータに上書きする恐れがあります。
復旧したいデータの上にソフトを上書きしてしまうと、元のデータを復旧できない可能性があるからです。

最初にデータ復旧業者に依頼をすれば復旧できたはずが、自力で復旧を試みた結果、データが取り戻せない可能性もあります。
自力での作業に少しでも不安があるのであれば、データ復旧業者に依頼してください。

メーカー修理とデータ復旧業者の違いと仕組み

自力でのデータ復旧が難しいとき、挙げられる選択肢として次の2つがあります。

  • メーカー修理
  • データ復旧業者

これらの違いと仕組みを説明します。

メーカー修理:修理なのでデータを初期化する

メーカー修理は、データを初期化する可能性が高いと考えてください。
HDDやパソコンなどの機器を、元の状態に戻して動かすことが目的だからです。
そのため、フォーマットし工場出荷状態にすることがほとんどです。

データを取り出したい・復旧したいのが目的であれば、メーカー修理は避けましょう。

データ復旧業者:データを復旧させる

データ復旧業者は、データを取り戻す・復旧することが目的です。
メーカー修理と違い初期化・フォーマットしてデータが消えることはありません。

もちろん、データ復旧で必ずデータが取り戻せるわけではないです。
データ復旧を依頼する場合は、評判のいいデータ復旧サービスを選びましょう。

もちろんLIVEDATAでもデータ復旧の相談を承っております。
相談や見積もりは無料で行いますので、お気軽にお問い合わせください。

営業時間ならお電話での相談も可能!

まとめ:データ復旧に困ったらLIVEDATAに無料相談

HDDではデータをプラッタに保存し、ヘッドで読み書きします。
プラッタは記憶領域と管理領域に分かれており、データを削除しても「データを削除した」と管理領域に情報が残るだけです。
完全に削除されるのは、プラッタに新たなデータを保存したときです。

この仕組みが分かると、自力での復旧作業がリスキーであることが分かります。
重要なデータを復旧したいのであれば、LIVEDATAにご相談ください。
あなたのデータが復旧できるように、経験20年以上の作業者が尽力いたします。

経験豊富なエンジニアに依頼できるのがLIVEDATA

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